天ぷら鍋がなくても揚げ物調理はある程度深さがあるフライパンや鍋でも十分できるのですが、やはり1つ持っておくと便利な調理器具なので紹介したいと思います。
頻繁に揚げ物調理をする方にはとくにおすすめです。
目次
天ぷら鍋のおすすめポイントは温度計と油切り用の網
天ぷら鍋は天ぷらなどの揚げ物料理をよりおいしく作るのに重要な温度管理と油切りにおいて非常に役に立つ調理器具です。
とくに揚げ物調理に慣れていないうちは衣がサクっとした食感にならずべちゃべちゃしたり、油汚れがキッチンや皿についてしまうことがよくあります。
揚げ物調理は揚げ方以外にも準備や後片づけなど気を付けることがたくさんあります。揚げ物にこれから初挑戦する!という方はまずはこちらの記事を参考にしてください。
揚げ物調理初心者必読!:
ではここからは、せっかくの揚げ物調理なので料理も調理もスマートにこなしたい!そんなときに役立つ天ぷら鍋のメリットを温度管理と油切りの2点に注目しながら紹介していきます。
温度計で最適な油の温度に調整可能
水は沸騰することで100℃をキープできるので火にかけっぱなしで調理を行うことができるのですが、油を火にかけ続けるとどんどん温度が上がっていってしまいます。
天ぷらなどの揚げ物に最適な温度が160~180℃であるのに対して、油は火にかけ続けると200℃以上になってしまうので具材が焦げてしまいます。しかも油は見た目では温度を把握するのは少し難しいです。
揚げ物料理の仕上がりの見た目や食感良くするためにも最適な温度をキープすることは欠かせないので、温度管理は普段の料理よりも慎重に行う必要があります。
IHクッキングヒーターや最近のシステムキッチンのコンロには温度センサーが内蔵されていて温度を自動で調整してくれる場合がありますが、そうでないコンロ、とくに直火のガスコンロで揚げ物調理を行うとき温度計は必須です。
鍋に付属した油切りの網やバットで油垂れ解消&省スペース
サクサクでおいしい天ぷらを作るためには、揚げた後の油をしっかり切ることが重要です。油が表面に残っているとせっかくの衣が萎びてしまったり、べちゃっとした食感になってしまいます。
通常はこの油を切るために網付きのバットを用意したりお皿にキッチンペーパーを敷いたりするのですが、キッチンペーパーが引っ付いてしまったりすることもあれば皿やバットについてしまう油汚れの掃除が面倒になることがよくあります。
天ぷら鍋は縁に油切り用の網がついているので、揚げ終わった具材を網に乗せるだけで油を切ることができます。しかも、切った油はそのまま鍋に落ちるので油汚れが付く心配もありません。
キッチンにバットや皿を新たに用意しなくて済むので、洗い物が減るのはもちろん限られたキッチンのスペースを広く使うことができる省スペースにも一役かってくれます。
*一度に大量の揚げ物をする際は、天ぷら鍋の網に乗り切らないことがあるのでこれまで通りバットで油を切ることをおすすめします。
おすすめの天ぷら鍋を紹介
味楽亭 フタ付き天ぷら鍋
天ぷら鍋にフタと温度計がついたこちらの一風変わった天ぷら鍋。通常、揚げ物調理は油跳ねや水よりも爆発力があるのでフタは厳禁です。
ではなぜおすすめかというとこの蓋が油切りの役割を果たしてくれるからです。
*画像ではわかりやすいようにちょっと大げさに流していますが、普通に調理するときはもっと油を切ってから蓋の上に載せてください。
鍋にとってもついているのでオイルポットへ油を入れるなどの後片付けも簡単にできます。
IHと直火両方に対応でき、かつ便利な温度計や油切り用のフタ、とってがついてお値段3,500円(20cm)とお得な天ぷら鍋です。
サイズは20cmと24cmがありますが、1~2人用なら20cm、3,4人以上なら24cmがおすすめです。
パール金属 天ぷら鍋
これがザ・スタンダードな天ぷら鍋といえる天ぷら鍋です。
油切りや温度計がついていてお値段2,200円(22cm)と安いところがおすすめです。サイズは20cmと22cmがあり、1~2人なら20cm、3人以上ならば22cmがおすすめです。
Amazonで価格を調べたところ、20cmの天ぷら鍋より22cmのほうが安かったのが数百円安かったのが少々気になるところですが・・・笑。
~購入の際の注意点~
①直火?IH? 自宅のコンロで使えるかチェック!
調理用のコンロには、現在、ガスのコンロとIHクッキングヒーターの2種類が主流となっています。
それに合わせて鍋も直火(ガスコンロ)専用とIH専用、両者兼用の3種類があります。基本的にはどちらでも使えるフライパンを買えば問題ありません。
ただし、たまに安売りやセール品として売られるものでどちらかにしか使えない、という鍋が多いので、購入時には気を付けてください。
②大きさを確認しよう
鍋は大抵大きく直径が表示されているので、購入時はまずそこに注目してみてください。ご自宅のガスコンロやIHクッキングヒーターによっては使用できる大きさに制限があるので、購入前にしっかり確認してください。
まとめ
天ぷら鍋がなくても揚げ物調理はある程度深さがあるフライパンや鍋でも十分できるのですが、やはり1つ持っておくと便利な調理器具です。
ごくたまに揚げ物をする程度なら必要ないかもしれませんが、頻繁に揚げ物調理をする方にはとくにおすすめです。