時間のないときにさっと作れるインスタントラーメンは、昼食や夜食など暮らしにかかせない食品となっていますが、意外としられていない、もっとおいしくなる作り方を紹介します。
目次
一般的なインスタントラーメンの作り方
まずは、普通のインスタントラーメン(袋麺)の作り方のおさらいからしていきたいと思います。
①小鍋にお湯を500ml沸かす(メーカーによって多少の差あり)
②麺をいれ5分ほど茹でる
③器にタレ(スープの素)をいれる
④煮汁ごと器に麺をいれる
⑤お好みのトッピングをのせ完成
これがパッケージ裏などに記載されている、一般的なインスタントラーメンの作り方ですが、ここからちょっとした工夫をいくつか加えてよりおいしいインスタントラーメンを作っていきたいと思います。
インスタントラーメンをおいしくする工夫
適切な大きさの鍋でゆでる
一見関係なさそうで、見落とされがちなのがインスタントラーメンの調理に使用する小鍋(片手鍋)の大きさ、です。
最近のインスタントラーメンは、麺を茹でたお湯をそのままスープに使うことが多いので、麺の量に対して鍋が大きすぎるとお湯の量が足らず、麺がお湯から出たままの状態でゆでることになってしまいます。
そのままの状態でゆでてしまうと麺の硬さのばらつきがひどく、おいしいラーメンを作ることができません。
一人前のインスタントラーメンの調理におすすめの小鍋(片手鍋)は、直径14~18cmです。
おすすめの片手鍋の選び方についてはこちらを参考にしてください
器を温めておく
プラスチックの器に盛り付ける際にはあまり気にしなくて良いのですが、陶器や金属のお椀やラーメン鉢に盛り付ける際は、スープを注ぐ前にお湯を入れておいて器を温めることをおすすめします。
夏場ならまだしも、とくに気温の低い季節は器の温度が低くなっていて、せっかくあつあつのラーメンを作っても器に入れた段階で冷めてしまいます。
食べ始める前に冷めてしまうのはとても残念なので、あつあつのラーメンを食べたいときは、あらかじめ器を温めておいてください。
スープの素は脂まで全部入れる
液体のスープの素で多いのが、液体と脂の分離です。気温が低いととくに分離しやすく、袋を開けたときに白っぽいドロドロしたものが残ることが多いと思います。
脂は健康によくない、というイメージから袋に残った脂をそのまま捨ててしまう方が多いのですが、実はこの行為はおいしいラーメンを食べたいときはNG行為です。なぜなら、この脂に旨みがつまっているからです。
この旨みのつまった脂を捨ててしまうと、スープが本来の味を発揮できず仕上がりがいまいちになってしまいます。
カップ麺で後入れタイプの液体スープでよくある、「フタの上で温めてからいれてください」と書かれているのも、この旨みのつまった脂を残さないようにするためです。
隠し味を入れる
スープの素にお湯を注ぐ前に隠し味を加えることで、より風味が増しより自分の好みの味にすることができます。トッピングと違い、あらかじめスープの素と混ぜることでスープ、ひいてはラーメンの味を変えることができるのです。
あくまで隠し味なので、数滴、もしくは数振り程度にすることをおすすめします。
おすすめの隠し味
・ごま油
・白コショウ
・ラー油
・醤油
トッピングを工夫しよう
ラーメンの楽しみ方のひとつであるトッピング。いくつか紹介するので、是非いろいろ試してみてください。
チャーシュー
高菜
メンマ
まとめ
調理の前の段階である調理器具であったり、調理中のひと手間、具材の追加でインスタントラーメンがいろいろな変化をすることがわかっていただけたかと思います。
普段インスタントラーメンくらいしか作らない、という方は是非この機会にいろいろ試してみてください。そうして料理の楽しさをちょっとでも知っていただけたら嬉しいです。