調理器具もそろえて、いよいよ本格的に調理に入るというところで、なにから作ったらいいんだろう、と迷うパターンが多いです。
そんな方にまず手始めに作るならこういったものからやってみたらいいのでは、というものを紹介していきます。
本来、自炊って自分しか食べないので食べたいものを作るのが理想ですが、特に思いつかなかったり、作るのが難しかったり、というときや、新しい料理にチャレンジしたくなったときは、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では食材、調味料、調理の際のポイントを簡単に紹介していきます。詳しい調理の手順や分量については、レシピ本やcookpadなどを参考にしてください。
自炊の理想は、食べたいものを自分好みで作っておいしく食べる、です。自炊をしていくなかで自分にあったものを見つけていってください。
今回は一人暮らしのベストパートナーである”鍋料理”、を中心に紹介していきます。
目次
一人暮らしにおすすめの鍋料理
実は簡単 一人暮らしの鍋料理
一人暮らしだと材料の量や具材選びなど、ハードルが高いように思われる方も多いかもしれませんが、実は料理の中でも鍋料理は簡単な部類で、具材を切って煮込むだけです。
野菜や豆腐を少し大き目に切って鍋に入れ、お肉や魚介を投入。そして味の決め手となる鍋の汁を入れて煮込めば完成です(先に鍋の汁を沸騰させてから具材を入れるパターンもあります)。
煮込むだけで、具材の旨みとスープの旨みが交じり合っておいしさが増すのも鍋が手軽においしくいただけるポイントです。ぜひスープまで堪能してください。
ちょっと多めに作れば翌日温めるだけでいいので、寒くて調理が億劫になりがちな冬には助かることもあります笑。
また、鍋はメインのおかずとしてもスープとしても食べることができるので、他の料理と合わせやすい、という利点もあります。
どういう鍋の種類があるのかわからない方は、こちらの記事を参考にしてください。
鍋料理は自炊初心者に優しい
一人暮らしの自炊で食材をそろえるときに困るのが食材の分量です。学生が多い地域のスーパーならば小分けにされたパックで肉や魚、野菜が売られていることもありますが、そうでないところも多数あります。
はじめのうちは調理はもちろん食材の適切な量がわからずに、余らせてしまったり腐らせてしまうことがよくあります。
しかし、鍋ならば具材を買い過ぎても翌朝火を軽く通すだけでまたおいしく食べることができるのでよほどのことがない限り余してしまうこともありません。
鍋なら野菜を手軽に摂取できる
鍋料理を一人暮らしの方におすすめする理由の一つが、野菜を手軽に多く摂取できることです。特に冬が旬の白菜などは鍋で煮込むと驚くほど小さくなるので、たくさん食べることができます。
普段の食事で野菜、とくに葉菜類をあまり摂れていない、と感じている方は、ぜひ鍋料理で野菜を摂取してください。生野菜が苦手な方でも、鍋でなら食べられる、という方も多いので、栄養が偏りがちな一人暮らしにおすすめです。
また、炒め物と違って野菜から出るエキスが逃げず、スープに溶け込むので、野菜の旨みと栄養を余すことなく摂取することができます。
一人暮らしの鍋はすき焼き鍋がおすすめ
パール金属 すき焼き鍋 26cm ガラス鍋蓋付 IH対応 フッ素加工 贅の極み HB-183
「鍋」といえば高さがあり、口が広い形を思い浮かべるかもしれませんが、一人暮らしの鍋には、すき焼き鍋がおすすめです。
すき焼き鍋は”平たい底”が特徴ですが、その平たい底のおかげで具材がきれいに並べやすく煮込んでも崩れて混ざりにくい、という利点があります。
また、平たい底をフライパンのように使って焼くこともできるので、鍋の〆である雑炊を作るときに”おこげ”を作りやすくなります。
大きさも横幅のわりに高さがないので収納のさいにスペースをあまりとらないのも一人暮らしにはありがたい点です。
こちらでおすすめのすき焼き鍋を紹介しているので参考にしてください。
鍋を失敗しないためのコツ
鍋は具材を食べやすい大きさに切って煮込むだけの簡単な料理ですが、いくつか気を付けるべきポイントがあるので紹介します。
- 初めて作るならお手軽な鍋の素で作る
- 鍋の素に記載されている具材、分量通りに作る
- 人参などの厚い具材は薄めに切る
- 混ぜすぎない
出汁をとったり自分で調味料を合わせて鍋の要であるスープを作ってもよいのですが、いきなり挑戦するのはハードルが高いので、はじめは市販されている鍋の素で鍋料理をるくることをおすすめします。
鍋の素には具材の種類や分量が記載されているので、その通りの具をいれればいいのでその点もおすすめポイントです。
他に気を付けるポイントとしては、人参など火の通りにくい具材は薄めに切ることでやわらかくなりやすくなるので固い人参を食べたくない方は薄くきるよう心掛けてください。
いくつか管理人おすすめの鍋の素を紹介するので、よかったら是非ためしてみてください。
おすすめの鍋の素を紹介
最近は様々な鍋の素が売られていて、具材を煮込んでいる鍋に入れてひと煮立ちさせるだけで完成させられる便利なものも多く販売されています。
管理人愛用の鍋の素をいくつか紹介していきます。
まつや とり野菜みそ
北陸、とくに石川県で根強い人気を博している、まつやのとり野菜みそ。数年前からテレビで取り上げられ、徐々に全国に浸透していき、関西圏のスーパーでもよく見かけるようになりました。
作り方が簡単で、具材をお湯で煮込んで火が通ったらとり野菜みそを入れるだけ。それでいて味が深く、ほっとする味に仕上がります。みそは基本的な鍋の具材との相性が抜群なので、くせもなく多くの方に親しまれています。
通常のとり野菜みその他にも、ピリ辛とり野菜みそや、豆乳入りのとり野菜みそもあり、本格的な寒さを迎えたときにはおすすめの商品ですので、ぜひ一度味わってみてください。
エバラ プチッと鍋
エバラのプチッと鍋シリーズは一食分の鍋を作るのに最適な商品で、一食分サイズのポーションが入っていて、具材を煮込んだ鍋に入れるだけ。そんなに多くは食べない、翌日に持ち越したくないけど鍋が食べたい、というときに大活躍です。
ポーションが一食分と小さいので、鍋料理以外にも煮込み料理の味付けとしても使えるので便利です。
また、プチッと鍋シリーズはいろいろな味が販売されているので飽きが来にくく、一シーズンを通して楽しむことができます。
永谷園 煮込みラーメン
永谷園の煮込みラーメンは、調味ソースと煮込み用のラーメンがセットになっていて、しょうゆ、味噌、鶏塩など味の種類も豊富です。
煮込み用の麺なので、のびたり崩れたりしにくく、野菜などのお好みの具と一緒に煮込んで旨みがしっかり出たスープと一緒に味わうことができます。
エバラ すき焼きのタレ
おすすめのすき焼き鍋なのですが、これは完全に管理人の味の好みです笑。甘みと濃さが絶妙で、さすが長年愛されているだけはあるな、と自身も愛用しています。
もしも他にすき焼きのタレでおすすめがあったらコメントかツイッターでもいいので教えていただけるとうれしいです。
まとめ
”鍋”というと大勢で囲む料理というイメージかもしれませんが、失敗しにくく調理も簡単で、野菜も摂れる、と一人暮らしの自炊初心者にはうってつけの料理です。
それでいて極めようとすれば出汁のとり方から具材の組み合わせ、鍋の種類と様々で奥が深く作り甲斐もあるので、是非挑戦してみてください。