上質な睡眠を摂るためにもはや欠かせない寝具となったマットレスですが、その種類や性能、値段、厚みなど様々な違いがあります。
今回は購入したときや引っ越しの際の運搬や日々の掃除をする際に注目した時に、とてもコストパフォーマンスがよい「脚付きマットレス」を紹介します。
目次
ベッド+分厚いマットレスは持ち運びが難しい
一般にマットレスは柔らかすぎず硬すぎずかつ頑丈であるもの、が最も良いとされていますが、その性能を実現するためにどうしてもマットレスにある程度の厚みが必要になってしまいます。
しかし当然ながらマットレスは厚ければ厚いほど重くなります。ベッドでただでさえスペースと重量をとっているのに、そこにマットレスが加わると普段の掃除でベッドを動かしたりマットレスの下を掃除するのがとても億劫になります。
普段から小まめに掃除をする方でも、掃除機やモップが届く程度の範囲を掃除したり布団の上の髪の毛などを取り除くのみで、わざわざ重いベッドをずらしてまで掃除する方は多くありません。
これが引っ越しとなると、ベッド+分厚いマットレスの組み合わせはスペースをとってさらに重いので引っ越し先に持っていかずに粗大ごみとして捨てていく方も多いです。
ですが安くても数千円~1万円ほどで、高いものだと数万するマットレスを捨てていくのは正直もったいないですよね。
そこで、寝心地の良さに必要なマットレスの厚みを損なわずにかつ持ち運びやすさを兼ね備えた「脚付きマットレス」を紹介します。
脚付きマットレスでベッドが必要なくなる
「脚付きマットレス」とはその名の通りマットレスに直接脚がついていて、そのままベッドとして使えるマットレスのことです。
ベッド部分がないのでいままでよりスペースをとらなくてすみますし、なによりベッドとマットレスを合わせて買うよりも安く済みます。
当然重量もベッド+マットレスよりも軽いので、引っ越しや日々の掃除や部屋の模様替えなどでベッドを動かすときに、いままでより格段に軽くやりやすくなります。
分割できる脚付きマットレスで持ち運び安さがさらにアップ
軽くて便利な「脚付きマットレス」の特徴をもっと活かせるように2つに分けて持ち運べるようにしたのが、「分割できる脚付きマットレス」です。
脚付きマットレスでベッド部分を削減することはできるようになりましたが、それでもヒトが一人分寝そべれることができるマットレスは大きく持ち運ぶのには少々苦労します。
そこで、そのマットレスそのものを2つにわけて持ち運びできるようにしたのが「分割式脚付きマットレス」です。
脚付きマットレスの特徴である、マットレスに直接脚を付けることができるのでベッド部分が不要で軽いのはもちろん、2つに分けることができるので女性でも簡単に持ち運ぶことができます。
2つにわけて持ち運びが可能なので、購入してから家に持ってくるのも普通車でも可能ですし、ネットショッピングなどで注文した時も玄関からの搬入が一人でできるところも人気のポイントです。
ベッドなど大きい家具を買うときは運び入れるときに男手が必要だったり、部屋や入口を広く開けておかなければならずかなり面倒なことが多いのですが、分割式のマットレスならばその心配もありません。
数年の内に引っ越しすることになる大学生や社会人の方で、ベッドやマットレスの購入を考えている方にはこの「分割式脚付きマットレス」をおすすめします。
分割式のマットレスはシングルタイプのものが多いですが、セミシングルやダブルのものも徐々に増えてきていて用途に合わせて選ぶことができるようになってきています。
*分割式の真ん中に若干の割れ目ができてしまうので、上に敷きパッドや布団を敷いて使用することをおすすめします。
おすすめの脚付きマットレスを紹介
「脚付きマットレス」や「分割式の脚付きマットレス」の便利さをこれまで紹介してきましたが、やはりマットレスなので気になるのはその寝心地や使い心地です。
ここからはそれぞれの商品ごとにわけておすすめポイントを紹介していきます。
山善 分割式脚付きマットレス
「分割式マットレス」はこのように2つに分けることができ、重さはそれぞれ10kgちょっとなので持ち運びがこれまでのベッドに比べて格段に楽になりました。
気になる寝心地を支えるのは厚さ20cmのマットレス部分で、256個のスプリングコイル+ウレタンフォームで、さらにはフェルトを従来の2倍の厚さで敷いているのでスプリングが最大まで沈みこみにくくなっています。
持ち運びがやすさはもちろん、寝心地の良さもしっかりキープしてくれます。
分割することもできますが、つなげるのも簡単にでき裏側の金具部分をマジックテープで留めるだけ。多少の寝返り程度では外れる心配もありません。
本体サイズは、幅97×奥行195×高さ35cm(脚の高さ15cm)で静止荷重90kgまで対応のシングルタイプになります。お値段は約10,000円ほどで、ベッドとマットレスを別々で買うよりもお得になっています。
夜はベッド、日中はローソファとして使うこともできます。色はアイボリー、ダークブラウン、ブラックから選ぶことができます。
さきほどベッドの高さが35cmで脚の高さ15cmと紹介しましたが、ベッドの下のスペースを有効に活用したい!という方にはこの高さは少々低いのが欠点です。
なぜならば浅型と呼ばれる衣装ケースでも高さが18cmもあるので、脚付きマットレスの下に収納できないからです。
そこで、別売りになりますが足の高さを変えることができる「脚付きマットレス専用の長脚」が同じく山善から販売されています。この長脚が22cmなので、一般的な衣装ケース(浅型)をマットレスの下に収納することができるようになります。
脚付きマットレスの購入を検討されていて、ベッド下の空きスペースを有効に活用したい、という方には専用の「長脚」を合わせて購入することをおすすめします。
タンスのゲン 分割型脚付きマットレス
先ほどの商品と同様にこちらもセパレートタイプで持ち運びや掃除がしやすく、おすすめの商品です。
気になる寝心地ですが、内部はボンネルコイルとフェルト、ウレタンフォームでできています。ボンネルコイルはバネ同士が横に連結した構造になっていて、身体全体を面的に支える寝心地が特徴です。
ボンネルコイルは、ポケットコイルのようにバネが不織布に包まれていないため、構造として通気性が良いマットレスになります。内部の湿気を溜め込みにく特徴があります。
また、コイルが身体に当たる感触がしないようにフェルトを2枚重ねにしていてあたり心地にも配慮されています。面で支えるボンネルコイルでは腰周りなどの過度な沈み込みを抑え、負担をかけにくい寝姿勢でお休み頂けます。
さらにこちらのマットレスは耐久性に充分に配慮されているのが特徴です。国内の第三者機関で厳しい検査を行い、検査機関で定められている基準値をクリアしています。
マットレスに5N(500g)の重りを往復させた耐久試験で、回数を200回、10000回、80000回に分けて行った結果、マットレスのへたり量がいずれも40㎜以下であり、また、表地のずれ、ほつれ、破れ、詰物の移動、落ち込み、ばねの折れ、外れ等のないことが確認されました。
マットレスにすぐへたってしまう印象を抱いている方はこちらの商品を試してみることをおすすめします。
本体サイズは幅97×奥行195×高さ35cm(脚の高さ15cm)です。
まとめ
大きな家具を買うときは運び込むときや引っ越し、日々の掃除のことを考えると躊躇しがちですが、この分割式のマットレスならばその心配もありません。
これからベッドやマットレスを購入しようと検討している方には、寝心地の良さを損なわないマットレスの厚みで、かつ持ち運びが簡単な分割式を是非おすすめします。