雪国北陸出身ですが、寒さに体制があるかというと別段そうではなく、やはり寒いものは寒いです。
そんな寒がりな管理人がおすすめする身体を温める料理、鍋の楽しみ方を、調理器具や具材などの面から紹介していきます。
目次
鍋は用途、使用人数に合わせて選ぶ
一人暮らしにおすすめのすき焼き鍋
肌寒くなってきた秋から冬本番、そして春先まで大活躍する鍋ですが、特に気をつけたいのは、鍋本体の選び方です。以前、一人暮らしの鍋にすき焼き鍋が適している、という記事を書きましたが、
すき焼き鍋の利点は、
・平たい底を活かして鍋料理からのアレンジがしやすい
・一人暮らしの容量に適している
の2点が主でした。複数人で鍋を囲む、となった場合を紹介していきます。
複数人で囲むなら底が深い鍋がおすすめ
鍋を囲んでの食事は、鍋本来の持つ温かい料理をおいしくいただけるだけでなく、楽しく食べることができます。複数人で食べるときに適した鍋は、容量が十分あり、さらに余裕がある鍋です。
みんなで鍋を囲んでいると自然と食事時間が増えるので、煮込みながらだとスープが減ってしまいます。具材に味を染み込ませるスープに加え、食事中に減る分も考慮しなければならないので、鍋の深さが必要です。
また、食卓に鍋を置く場合、具材を追加したり器に盛る際にスープがはねたりするので、スープが鍋すれすれだと溢れやすく、火傷の危険があります。
食卓に置いて煮込みながらみんなで鍋を囲む場合、容量が十分にあり、スープを入れても十分余裕がある深鍋をおすすめします。
いろいろな鍋を特徴ごとに紹介
仕切り鍋
特徴はなんといっても仕切りがあって、一つの鍋で2種類の味が楽しめるところです。
鍋を入れ替える必要もなく、一度の食事で複数の味が楽しめるのでよりおいしくいただくことができます。具材は同じでスープだけ変える、という使い方も面白いかもしれません。ほかにも、しゃぶしゃぶ用に肉をしゃぶしゃぶする用のと、野菜や豆腐を茹でるようにわける、なんて使い方もできて便利です。
おでん鍋
家でおでんを作ったのにいまいち売れ行きが悪い、箸がすすまない。そんな経験はありませんか?せっかく作ったのだからおいしく食べてほしい、おいしく食べたいですよね。味を大きく変えることなく料理の完成度を高める方法に盛り付けなどの「見た目・雰囲気」を変える方法があります。
ヒトは料理を味や食感・香りはもちろん、見た目や雰囲気でも味わっています。同じ料理でもおいしそうだと思って食べるだけで味が異なるように感じます。つまり、おいしそうに見えることが重要になってきます。
いつもの鍋ではなく「おでん鍋」で出すことで、いつもと違うもしくはおでんをメインに昇格させることができます。
おでん鍋についての詳しい記事はこちらで紹介しています。
しゃぶしゃぶ鍋
真ん中に円筒の穴が空いた、特徴的な形のしゃぶしゃぶ鍋。熱が通りやすく、具材の出し入れで温度が下がりやすいしゃぶしゃぶに特化した鍋です。
必須の鍋というわけではないのですが、しゃぶしゃぶをよくしたり、とことんおいしく食べたい、という方にはおすすめの鍋です。
片手鍋
一食分だけを作りたい時に便利な大きさの片手鍋。普段はインスタントラーメンやうどんを茹でるのに使えるので、一つもっておくと便利です。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
一人用 いろり鍋
一人暮らしの方向けの鍋も紹介しておきます。調理の面や容量の面で考えると、すき焼き鍋がおすすめなのですが、鍋の見た目を重視する方からすると邪道に思われているかもしれません。
そんな方におすすめしたいのは、一人用の”いろり鍋”です。懐石料理のお店や旅館でよくみかけるこちら。雰囲気抜群で味の期待感を高めてくれること間違いなしです。形からこだわりたい人には是非おすすめの鍋です。
加熱の際は、固形燃料やバーナーが別途必要なので、忘れずにご用意ください。
パスタ鍋
パスタ鍋で湯切りをもっとスマートに
パスタの作り方には、パスタのゆで方、パスタをゆでる鍋の深さや大きさであったり、水切りのやり方であったり、ソースの作り方とこだわれるポイントがたくさんあります。
中でも、パスタがなるべくだまにならないようにゆでたり、また、湯切りをスマートに行うときに便利なのが、”パスタ鍋”です。
パスタをゆでるのには大量のお湯が必要になるので、鍋が重くなり女性にはちょっときついと感じるのではないでしょうか。
パスタ鍋は、鍋の中に湯切りカゴが入っていて、茹であがったらカゴごと取り出すだけ。鍋を傾けてお湯を流す、という手間がなくなります。
パスタ鍋についての詳しい紹介記事はこちらになります。
鍋を囲むためのキーアイテム
鍋を食卓に置いて囲んでいただく場合、まず食卓で煮込むためのコンロが必要で、かつスムーズに具材を器に盛れるように適した食器が欠かせません。そこで、鍋を囲むために欠かせないキーアイテムをいくつか紹介していきます。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターの選び方を紹介していますので、こちらを参考にしてください。
カセットコンロ
食卓に鍋といえばカセットコンロのイメージが強いです。場所を問わず使用できるので、家庭だけでなくキャンプやバーベキューなど野外でも活躍します。
ガスの取り扱いに気をつけるのはもちろん、直火なので普段IHを使っている方はとくに注意してください。
調理用はさみ
カニの殻を切ったり、魚の骨を切るのに活躍する調理用のはさみ。白菜を切るためにも使えますし一つ鍋の横にあると便利です。豪華な鍋をするなら食べる際の手間も軽減できるように、便利なはさみも併せて用意しましょう。
調理用のはさみで人参を切ってしまう猛者もいるようですが、あまりおすすめはしません笑。
レンゲ
おたまはみなさん用意を忘れないのですが、穴の開いたレンゲは忘れられがちです。
汁とわけて器に盛れるので、身た目がきれいにできるのはもちろん、豆腐など形が崩れるものも盛りやすくなります。複数人で囲む場合、盛り付けで手間取って鍋をかき回すと不快感を抱く人もいて、雰囲気が悪くなることもあるので気を付けてください。
おすすめの鍋の素を紹介
最近は様々な鍋の素が売られていて、具材を煮込んでいる鍋に入れてひと煮立ちさせるだけで完成させられる便利なものも多く販売されています。
管理人愛用の鍋の素をいくつか紹介していきます。
まつや とり野菜みそ
北陸、とくに石川県で根強い人気を博している、まつやのとり野菜みそ。数年前からテレビで取り上げられ、徐々に全国に浸透していき、関西圏のスーパーでもよく見かけるようになりました。
作り方が簡単で、具材をお湯で煮込んで火が通ったらとり野菜みそを入れるだけ。それでいて味が深く、ほっとする味に仕上がります。みそは基本的な鍋の具材との相性が抜群なので、くせもなく多くの方に親しまれています。
通常のとり野菜みその他にも、ピリ辛とり野菜みそや、豆乳入りのとり野菜みそもあり、本格的な寒さを迎えたときにはおすすめの商品ですので、ぜひ一度味わってみてください。
エバラ プチッと鍋
エバラのプチッと鍋シリーズは一食分の鍋を作るのに最適な商品で、一食分サイズのポーションが入っていて、具材を煮込んだ鍋に入れるだけ。そんなに多くは食べない、翌日に持ち越したくないけど鍋が食べたい、というときに大活躍です。
ポーションが一食分と小さいので、鍋料理以外にも煮込み料理の味付けとしても使えるので便利です。
また、プチッと鍋シリーズはいろいろな味が販売されているので飽きが来にくく、一シーズンを通して楽しむことができます。
永谷園 煮込みラーメン
永谷園の煮込みラーメンは、調味ソースと煮込み用のラーメンがセットになっていて、しょうゆ、味噌、鶏塩など味の種類も豊富です。
煮込み用の麺なので、のびたり崩れたりしにくく、野菜などのお好みの具と一緒に煮込んで旨みがしっかり出たスープと一緒に味わうことができます。
エバラ すき焼きのタレ
おすすめのすき焼き鍋なのですが、これは完全に管理人の味の好みです笑。甘みと濃さが絶妙で、さすが長年愛されているだけはあるな、と自身も愛用しています。
もしも他にすき焼きのタレでおすすめがあったらコメントかツイッターでもいいので教えていただけるとうれしいです
まとめ
鍋料理は調理がシンプルでやりやすいけど、満足度が高く、かつ不足しがちな野菜も手軽に摂取できるお得な料理です。寒くなってきたら鍋料理で身体を芯から温めて、健康を保ってください。
複数人で囲む鍋は、鍋本来の持つ温かい料理をおいしくいただけるだけでなく、楽しく食べることができます。食卓に置く場合は底の深い卓上鍋、しゃぶしゃぶをするならしゃぶしゃぶ鍋、と用途にあった鍋を使って最大限においしさと楽しさを堪能してください。