管理人の自炊意欲に火をつけた一品である麻婆豆腐。某餃子のチェーン店にて食べたものがあまりに自分の中の麻婆豆腐と違っていて、これなら自分で作ったほうがまいのではないかというのが自炊のきっかけでした。
今回は自宅で作れる本格麻婆豆腐を紹介します。
目次
安くて簡単で本格的な麻婆豆腐
ついに見つけた本格麻婆豆腐の素
もちろん市販されている、ひき肉と豆腐を加えるだけで作れる麻婆豆腐の素をいくつも試してみたのですが、いまいち辛みが足りない気がしていました。もしくは、舌が痛くなる、やたら香辛料を利かせていて食べるとむせかえる、といった商品ばかりでした。
その後は自作麻婆豆腐(後でレシピ公開します)に明け暮れ、ある程度のクオリティーに達したところで満足し、メーカーもたいしたことないな、と侮り、レトルトの麻婆豆腐を諦めてかけていたところに発見した商品がこちらでした。
S&B 李錦記 麻婆豆腐の素
今回紹介するのは、S&Bから出ている、「李錦記 麻婆豆腐の素」です。
一般的な市販の麻婆豆腐って辛さが足りないと感じたことはありませんか?そんなあなたに朗報!適度な辛さと旨さを兼ね備え、さらに調理も簡単という理想の商品が誕生しました。
本格麻婆豆腐にふさわしい辛さでありながら、むせたり胃が痛くなるような辛さではなく、身体全体が暖かくなるような辛さです。管理人の好みに最高にマッチしたものなので、みなさんにも是非味わってみて欲しい商品です。
簡単調理で手間がかからない
調理もひき肉と豆腐と本商品とフライパンで簡単に作れます。ひき肉を炒めて本商品と絡めた後に、豆腐を加えて混ぜるだけ。まな板も必要ありません。
自炊初心者にもやさしく、舌が肥えてきた方にも満足していただけること間違いなしです!店頭で見かけた際にはぜひぜひ購入してみてください。
ワンポイントアドバイス
ひき肉を炒める際に、ごま油・にんにく・しょうがを少々加えるとよりいっそうコクが出て、味に深みがまします。にんにくと生姜はチューブ式のものでも可です。
*豆腐を切るときは手のひらで。まな板で切ると崩れてしまったり、つぶれてしまいます。切るときは十分に気を付けてください。
簡単アレンジで麻婆豆腐をよりおいしく
固形コンソメでマイルドに
麻婆豆腐なので辛いの当たり前なのですが、せっかくですから自分の好みの辛さにしたいところです。そこで今回紹介するのは、固形コンソメによるアレンジです。
固形コンソメは日持ちもよく常温保存でよいので、常備しておくとよいでしょう。
使い方
通常通りに麻婆豆腐を作ったあとに、水200mlを加えて沸騰させ、固形コンソメを入れ溶けるまで煮込みます。
通常の麻婆豆腐の味に動物性のエキスまで加わるため、味に深みが増し、さらに辛さも抑えられるので、スープとして扱うこともできます。
このアレンジを行うときは全体の量が増えるので、ひき肉は多めに炒めておくことをおすすめします。
麺と絡めて食べよう
麻婆豆腐のおすすめの食べ方の一つに麺とからめて食べる、というのがあります。うどんでもラーメンでも合うので、是非試してみてください。
そのまま絡めて食べる
うどんやラーメンを茹でてさらに盛り、そこに熱々の麻婆豆腐をかけるだけで完成です。ひき肉と辛さも相まってジャージャー麺や台湾ラーメンのような味わいを楽しむことができます。
スープにしてから麺をいれる
さきほどアレンジで、コンソメを加えてスープにするやり方を紹介しましたが、そこに麺を加えれば、新しい麺類の完成です。
白だしやめんつゆを加えるとマイルドな味になるなど、さらなるアレンジもできるので、気になった方はぜひ自分のオリジナルの麻婆豆腐麺を追求してみてください。
山椒を加えて辛さをアップ
本格中華料理店でも使われている山椒
辛さ、と一言で言っても様々です。胡椒や唐辛子、ラー油など辛さを加える方法はいろいろありますが、中華料理店などで多く用いられているのが山椒、です。
中華料理店でも出されている山椒ですが、少量で味に変化を加えられ、辛さが均一でなく、味に深さを出すことができます。
また中華料理店などでは、後から好みでのせられるように別の容器に山椒を入れて出しているところが多いです。後入れで辛さを調節できるので、自宅でのアレンジに最適です。
相性抜群の鶏肉と麻婆
麻婆豆腐はもちろんおいしく、一つの完成された料理ですが、旨みと辛さが絶妙に混ざり合った麻婆のタレを豆腐だけで味わうのはもったいない。麻婆豆腐以外の料理では麻婆ナスが有名ですが、豆腐以外にも相性のいい食材が豊富なので、今回はその中から鶏肉でのアレンジを紹介します。
鶏肉は味がシンプルなので濃い味のタレと相性がよく、麻婆ともよくなじみます。また、安価なのも家計にやさしくうれしいポイントです。
サラダチキンで作る簡単料理
通常の麻婆豆腐を作るようにひき肉を炒め、タレを絡めます。豆腐を加える代わりに一口大に切ったサラダチキンを加えて、タレと絡めるだけで完成です。
普通の鶏肉を使用する際は、あらかじめレンジかお湯でゆでるなどして、火を通すことをおすすめします。麻婆と絡めるときに加熱して火を通そうとするとタレが焦げて雑味が出てしまいます。
おすすめポイント
サラダチキンはそのまま食べることができるので、加える際に加熱の必要がないだけでなく、もとから下味もついているので手を加える必要もありません。
ある程度保存もきくので、豆腐を切らしているときや、麻婆が余ったときに手軽に作ることができます。
管理人の麻婆豆腐遍歴
管理人の麻婆豆腐遍歴
①某飲食店で麻婆豆腐で食べたときに「あれ?」、と違和感を覚えたのがそもそものきっかけ。自分の中の麻婆豆腐のイメージと辛さの面で大きな隔たりがありました。
②市販の一般的な麻婆豆腐をいくつか試してみたけど、これもあまりピンとこない。「ならば自分で作るか」、と考えるようになりました。
③スーパーで豆板醤、甜麺醤、ラー油を買ってきて、いざ試作を開始、そこそこ満足いく出来になりました。
④山椒の存在を知り、さらにおいしく。ここから麺を加えたりサラダチキンを加えたりとアレンジが加速していきました。
⑤パッケージに惹かれて久しぶりに麻婆豆腐の素を購入。これが今回紹介した、李錦記の麻婆豆腐の素です。
⑥花椒の存在を知り、自作と麻婆豆腐の素をいったりきたりしているのが現状です。
おすすめの麻婆豆腐入門方法
まずは自身の好みの麻婆豆腐を把握することです。そこで、作るのが簡単な麻婆豆腐の素を購入し、いくつか実際に作ってみてください。一般的な麻婆豆腐の素と今回おすすめした、李錦記の麻婆豆腐の素や四川などと書かれた麻婆豆腐の素を食べ比べてください。
お好みの味に近い麻婆豆腐の素に手を加えてアレンジするのを手始めに、調味料をそろえて自作する、というステップを踏むと、失敗せず早く自分の理想の麻婆豆腐を作ることができます。
中村屋の四川麻婆豆腐
最近は商品開発が盛んでいろいろな麻婆豆腐の素が販売されています。今回は、本格四川とパッケージに書かれていた、中村屋の麻婆豆腐の素を作ってみたのでその感想を書いていきます。
豆腐だけで作れる麻婆豆腐の素
中村屋の麻婆豆腐の素の最大の特徴は、本商品と豆腐だけで麻婆豆腐が作れることです。あらかじめ麻婆豆腐の素にひき肉が含まれているため、タレと豆腐をフライパンでからめて温めるだけで完成です。
また、四川山椒の小袋が同封されていて、お好みで辛さを調整できるのもお得なポイントです。
ワンポイントアドバイス
パッケージ裏にも調理法が書かれていますが、豆腐とタレを絡めたあとに、ごま油と長ネギを加えて煮込むとコクが出てよりいっそうおいしくなります。
食べてみた感想&総評
かなりドロドロした仕上がりになり、ごはんより麺との相性がよさそうでした。味のほうは辛くなく、同封されている山椒で調整する感じでした。また、味がしつこくなくスッと辛さが抜けていくので辛いのが苦手な方には合うかもしれません(個人的にはもっと辛くてても全然よかったかな)。
総評
豆腐だけで四川麻婆豆腐が作れる、という点で非常に便利。小袋の山椒で辛さと味を調節できる点も自由度が高く、麻婆豆腐の入り口としておすすめできます。
麻婆豆腐に辛さを求めている方にはこちらよりも、上のほうで紹介した、李錦記の麻婆豆腐の素のほうをおすすめします。
まとめ
今回おすすめした麻婆豆腐の素は簡単に、安くて早い、と家庭料理の理想でありながら本格中華料理店のような味が楽しめる、と文句なしの一品です。
個人の好みでのアレンジも簡単なので、奥が深く調理のやりがいもあります。麻婆豆腐を作ってみよう、と考えている方に是非おすすめしたい商品です。