フライパンや包丁などはぱっと思いつくのですが、それ以外にも自炊のスタートに必要なキッチン用品はまだまだあります。今回は見落としがちなものをまとめて紹介します。
目次
自炊にまず必要な調理器具をそろえよう
自炊に欠かせない、フライパンや包丁、まな板などの選び方をこちらの記事で紹介しましたが、これらは自炊を始めるにあたって必要だとすぐに思いつく方が多いです。
フライパンや包丁、まな板はそろえた。しかし、いざ自炊を本格的にしようとすると足りないものがいろいろでてきて、慌ててしまうことがしばしばです。自炊のスタートをスムーズに行うために必要なものを一気に揃えられるように、思いつきにくいものをまとめてみました。
今回は、”調理器具以外のキッチン用品”に注目して紹介していきます。
台所に浄水器を取り付けよう
料理に限らず生活の基本となる水は生きていく上で欠かせません。水道から直接飲むことはあまりない、と思うかもしれませんが食材の下準備や煮込み料理、鍋など水は料理に欠かせません。
自宅にもともと浄水器がついていなくて、馴染みがないという方もいらっしゃるかと思いますが、水道水でも水というものは地域によって質がずいぶん変わります。管理人自身も、そのまま飲める湧水がよく出る地域に長年住んでいて、そこから引っ越したときに、水の味の違いにとても驚きました。
経験談ですが、よほど「水がきれい」と評判の地域でもない限り浄水器はあったほうがいいでしょう。浄水施設できれいにされているとはいえ、水道管や蛇口の劣化による錆びやカビなど、異物の混入はなかなか避けられません。
しかし、はじめから浄水器が備え付けられている家は多くありません。ないわけではありませんが、大抵の家の蛇口には浄水器はついていません。最近は「ウォーターサーバー」も人気ですが一人暮らしには大きすぎるのが難点です。
簡単取り付けできる浄水器がおすすめ
”浄水器をとりつける”というと大変なイメージですが、蛇口の形がよほど特殊なものでない限りは、特別なことはしなくても、蛇口にそのまま取り付けることができます。
浄水器は、蛇口部分にろ過できる部分をそのままとりつける簡易タイプからカートリッジタイプのものまで様々です。長く住む予定ならば、蛇口に合ったカートリッジタイプをとりつけることをおすすめします。とりあえず急ぎで簡易タイプの浄水器をとりつけ、生活に慣れてきた段階で付け替えるのもいいでしょう。
浄水器の種類に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
米びつでお米を管理しよう
”自炊”という名の通り、一人暮らしをスタートさせたらお米を炊く機会が多くなるかと思います。そんなお米をおいしく炊くためには、お米の管理の仕方が重要になってきます。
おすすめのサイズは5kg
あまり知られていないのですが、精米した後のお米はどんどん劣化していってしまいます。なので、米櫃に保存する期間はある程度短いほうがいいでしょう。そのための目安となるのが、だいたい5kgです。
あまり大きな米びつを買うと、使い切るのに時間がかかってしまいせっかくのお米が買った時より味が落ちてしまいます。
自分にあった種類を選ぼう
米びつの種類は大きくわけてプラスチック、陶器、木製の3種類です。
自炊をやっていくか自信がなかったり、数か月ほどの短い期間の一人暮らしの予定の方は手軽なプラスチックの米櫃を、デザイン性で選ぶのなら陶器・ガラスの米櫃を、米の保存性の性能で選ぶなら桐の米櫃を、おすすめしたいと思います。
もちろん、それぞれにメリット、デメリットがあります。こちらの記事で詳しく紹介しています。
食器洗い用スポンジ
食器や調理器具をきれいに保つのに欠かせないのが、スポンジです。
スポンジなんてどれも同じ、と考えスポンジを軽視する方が多いのですがスポンジというものは思いのほか重要です。
手洗いの場合、スポンジで洗って布きんなどで拭いて終わることがほとんどです。スポンジが使いづらいと汚れを落とすときに苦労したりするだけでなく、そもそもスポンジ自体が汚れていて気づかずに汚いスポンジで皿を洗ってしまっている、という事態になっていることがよくおこります。
そういったことをなるべくなくすために、スポンジは抗菌仕様で、水の切れがよいものを選ぶことをおすすめします。
スポンジの選び方やおすすめのスポンジ紹介の記事はこちら。
まとめ
自炊、料理と聞くと調理している風景が思い浮かぶので、そのイメージに引っ張られて包丁やフライパンなどの調理器具を揃えて満足しがちになりますが、必要なものは浄水器や米びつを含めまだまだあります。
これを機に必要なものをまとめて揃えて、気持ちよく自炊のスタートダッシュを決めてください。