寒い季節にとくに食べたくなる鍋料理ですが、鍋のベースとなるスープの種類は豊富で、具材も様々です。
今回はいろいろある中から管理人の好みでいくつかおすすめの鍋の素と具材、調理法などを紹介してきます。
目次
まずは鍋の準備をしよう
鍋料理をするなら鍋は欠かせません。一応、片手鍋やフライパンでもできなくはないのですが、容量や熱の通り具合を考えると、鍋はかかせません。
鍋、といってもその種類は様々でそれぞれに適したシチュエーションがあります。どんな鍋がどういう料理・シチュエーションに向いているのかはこちらの記事で紹介しているので、鍋の準備がまだの方は参考にしてください。
おすすめの鍋料理を紹介
いろいろな鍋を種類ごとに、おすすめの具材と合わせていくつか紹介していきます。
みそ鍋
おすすめの具材
【肉、魚介類、白菜、人参、しいたけ、えのき、しめじ、豆腐】
おすすめの調理法
みそ鍋の利点はどんな食材とも相性がいいことです。鍋としてメインにするもよし、汁物として添えるもよしと活躍の場が広く、肉でも魚介でもいいので具材によって大きく様変わりするので季節に何度も味わいたくなります。
とくに寒い季節は、少し濃いめに作ると身体を芯から温めてくれます。
管理人おすすめのみそは、
まつや とり野菜みそ です。
すき焼き
おすすめの具材
【牛肉(ロース)、マロニー(しらたき)、焼き豆腐、白菜、白ネギ、しいたけ、えのき、春菊、卵】
すき焼きを一番おいしくいただくなら、お肉は少し値段は張りますが、肩ロースがおすすめです。スーパーによっては、すき焼き用とパッケージに記載されている場合が多いです。手頃な値段で揃えたい、という方は牛モモ肉や牛ばら肉をおすすめします。
すき焼きに欠かせないしらたきですが、肉と一緒に煮込むとせっかくの肉が硬くなってしまうので、別茹でにするか、一緒に煮込んでも硬くならないマロニーをおすすめします。
豆腐は焼き豆腐がおすすめです。以前は崩れやすいから、という理由でしたが最近は鍋専用の豆腐が登場し崩れやすいという心配は減りましたが、すき焼きに合うのはやはり、ほどよく固さがあり、焼き豆腐だと思います。
キノコは、煮込むことでスープに旨みを与えつつ、割り下の味に負けないシイタケと、スープの旨みと味をよく吸う、えのきをおすすめします。
卵を器で溶いて、具材をくぐらすようにつけてお召し上がりください。
おすすめの調理法
すき焼き鍋(行平鍋)に牛脂をいれ、溶けてきたら全体に脂を伸ばしてから牛肉を焼く。こうすることで、牛肉の旨みを肉の中に閉じ込めることができ、さらに肉の脂の旨みをスープに溶け込ませることができます。
しいたけは鍋に入れる前に、飾り切りをいれて表面を軽く焼いておくと、より風味が増します。
白菜、ネギは煮込んでいると小さくなるので、大き目に切ることをおすすめします。
卵は常温に戻しておくと、具材が冷めずに温かい肉を食べることができます。
キムチ鍋
【豚肉、あさり、豆腐、白菜、えのき、しめじ、春菊】
辛味がアクセントとなり、具材の臭みも消してくれるので具材に左右されにくく、安い食材でもおいしくいただけるお財布にやさしい鍋です。
おすすめの調理法
豚肉でも魚介とも合うので、豚肉とアサリなど組み合わせた鍋にするのがおすすめです。
卵との相性が抜群で、さらに石焼ビビンバにあるようにおこげとの相性もよいので〆のアレンジの雑炊に最適です。
辛いのが苦手だ、という方はチーズを入れることをおすすめします。味がマイルドになるだけでなく、濃厚なスープになります。
しゃぶしゃぶ
おすすめの具材
【肉(牛、豚)、魚の切り身(ぶり、はも等)、白菜、人参、えのき、豆腐】
おすすめの調理法
しゃぶしゃぶするお湯に昆布をいれておくと、自然でしつこくない旨みが溶けだすので、ただのお湯や濃すぎる出汁よりもおすすめです。ポン酢やゴマダレなどのつけダレが十分に味つけしてくれるので、しゃぶしゃぶするお湯はできるだけシンプルにいきましょう。
白菜や人参などは別の鍋であらかじめ煮ておくと、食べる際に鍋に通す時間が短く済んで、鍋の中が混雑しにくく、また温度が下がりにくいので、肉や魚介のメインの調理がしやすくなります。
しゃぶしゃぶは肉だけじゃない
しゃぶしゃぶというと、一般的にお肉のイメージかもしれませんが、具材は様々で地域によっていろいろな特色があります。例えば北陸、富山県ではぶりの切り身でぶりしゃぶが一般的に食べられていますし、福井県や北海道ではカニしゃぶなんていうのもあります。
その地域でよく獲れているからこその文化なんだと思いますが、冷凍技術や流通ルートが発達した現代では、全国の味を手軽に味わうことができるようになりました。せっかくですから、気になった全国の美食をこの機会に試してみるのもいいかもしれません。
鍋はアレンジして活かそう
鍋料理は具材を切って煮込むだけで完成のお手軽料理なのに、すーぷや具材によって様々な味が楽しめ、バランスよく栄養をとることができるお得な料理ですが、なんとこれだけでは終わりません。
いろいろな具材を煮込むことで、具材から出汁やエキスが出て元のスープよりさらに旨みの詰まったスープが出来上がっているのです。二日目の鍋がおいしいと言われる理由ですね。
この旨みの詰まったスープを使わないなんてもったいない、ということで具材をほとんど食べきってしまった鍋でもできる、スープを活かしたアレンジを紹介していきます。
鍋の定番 雑炊
鍋に残ったスープにご飯をいれて作る雑炊は鍋の〆の定番です。
おすすめの調理法
鍋に残っている”あく”をきれいに取り除き、水(出汁があれば出汁)を足す。ご飯を入れ、弱火~中火で煮込み、火が通ったところで強火にし、溶いた卵を回し入れて完成です。
卵黄は後から入れるべし
雑炊のつなぎとしてよく使われる卵ですが、卵黄と卵白は別々に入れることをおすすめします。
まず沸騰したスープに白米を入れ、ひと煮立ちしたら溶いた卵白を投入。ほどよく固まったところで溶いた卵黄を入れる。そうすることで、卵黄が固まりきらずトロッとした食感を残すことができます。
卵を分けて入れるのは少々手間ですが、手間をかけた分だけおいしくなるので、雑炊に入れる卵は、卵黄と卵白を分けることをおすすめします。
すき焼き鍋で簡単おこげを作る
雑炊をさらに煮込んで焦がして作るおこげは最高においしいです。しかし普通の深鍋で作ると主にへりにこびりついてしまい、均等におこげができません。
すき焼き鍋ならば底が広く平たいので、パエリアを作る鍋のように加熱することができ、十分なおこげを作ることができます。また、底の面が広いので早く加熱され、無駄な加熱を防ぎ、調理時間も短くすみます。
〆におこげのある雑炊を考えている方はあらかじめすき焼き鍋で鍋料理を作ることをおすすめします。
〆の定番 麺
雑炊と並んでこちらも鍋の〆の定番である麺。袋めん、冷凍めん、乾麺といろいろありますが、個人的にはゆでる際に余計な粉が出ない袋めんか冷凍めんをおすすめします。
麺の良さは、まだ具材が十分に残った状態で投入してもおいしく食べられる点です。ご飯を少なめにし、鍋を半分ほど食べたところでうどんやラーメンを入れ完食する、という一連の流れで鍋を楽しむことができます。そして残った汁で次は雑炊を作れば隙がありません。
一度に何度もおいしくいただける鍋の魅力を存分に味わってみてください。
おすすめの鍋の素を紹介
最近は様々な鍋の素が売られていて、具材を煮込んでいる鍋に入れてひと煮立ちさせるだけで完成させられる便利なものも多く販売されています。
管理人愛用の鍋の素をいくつか紹介していきます。
まつや とり野菜みそ
北陸、とくに石川県で根強い人気を博している、まつやのとり野菜みそ。数年前からテレビで取り上げられ、徐々に全国に浸透していき、関西圏のスーパーでもよく見かけるようになりました。
作り方が簡単で、具材をお湯で煮込んで火が通ったらとり野菜みそを入れるだけ。それでいて味が深く、ほっとする味に仕上がります。みそは基本的な鍋の具材との相性が抜群なので、くせもなく多くの方に親しまれています。
通常のとり野菜みその他にも、ピリ辛とり野菜みそや、豆乳入りのとり野菜みそもあり、本格的な寒さを迎えたときにはおすすめの商品ですので、ぜひ一度味わってみてください。
エバラ プチッと鍋
エバラのプチッと鍋シリーズは一食分の鍋を作るのに最適な商品で、一食分サイズのポーションが入っていて、具材を煮込んだ鍋に入れるだけ。そんなに多くは食べない、翌日に持ち越したくないけど鍋が食べたい、というときに大活躍です。
ポーションが一食分と小さいので、鍋料理以外にも煮込み料理の味付けとしても使えるので便利です。
また、プチッと鍋シリーズはいろいろな味が販売されているので飽きが来にくく、一シーズンを通して楽しむことができます。
永谷園 煮込みラーメン
永谷園の煮込みラーメンは、調味ソースと煮込み用のラーメンがセットになっていて、しょうゆ、味噌、鶏塩など味の種類も豊富です。
煮込み用の麺なので、のびたり崩れたりしにくく、野菜などのお好みの具と一緒に煮込んで旨みがしっかり出たスープと一緒に味わうことができます。
エバラ すき焼きのタレ
おすすめのすき焼き鍋なのですが、これは完全に管理人の味の好みです笑。甘みと濃さが絶妙で、さすが長年愛されているだけはあるな、と自身も愛用しています。
もしも他にすき焼きのタレでおすすめがあったらコメントかツイッターでもいいので教えていただけるとうれしいです
まとめ
鍋料理は調理がシンプルでやりやすいけど、満足度が高く、かつ不足しがちな野菜も手軽に摂取できるお得な料理です。寒くなってきたら鍋料理で身体を芯から温めて、健康を保ってください。
また、これを機会にいろいろな鍋を試して、さらにアレンジして〆まで鍋の良さを存分に味わってください。