一人暮らしの健康は、自分で守らなければなりません。そこで家庭でできる簡単な健康法を紹介していきたいと思います。
今回は、自宅で簡単にできる”半身浴”の方法を紹介します。日々の疲れがたまってしまって寝てもなかなか疲れがとれない、という方にぜひお勧めの健康法です。
目次
半身浴のメリット
半身浴ってなに?
半身浴ってそもそもなにか、という話ですが、その名の通り身体の半分をお湯に浸かって行う入浴方法です。TV番組やネットや口コミなどで話題にされることも多く、耳にしたことがある方もいると思います。
しかし、そのやり方は様々で、芸能人などのブログなどでも美容に良い、などと紹介されているものまであります。本記事ではあくまで、心身の健康を目的とした半身浴の方法を紹介していきます。
汗を流して老廃物を出そう
本記事の半身浴の目的は、汗を流して老廃物を身体から出すです。生きている限り細胞が活動し、その過程で老廃物が身体の中にできます。通常は排泄物や汗などで体外に排出されるのですが、汗をかく機会が減っていたり、疲れなどから身体機能が低下して、うまく排出されない場合があります。
そこで身体を温めて汗をかき、老廃物を身体から出してしまおう、というのが半身浴の目的となります。サウナがあれば活用したいところですが、なかなか自宅にサウナをもっている方はいないと思うので、一般家庭でもできる半身浴の方法を紹介していきたいと思います。
普通の入浴との違いは?
通常の入浴でも疲れはとれるのではないか、と思われる方もいると思います。しかし、お湯に全身浸かってしまうとすぐに全身が温まってしまい、長時間入浴していられません。そうすると、身体の芯まで温めることができない場合が多く、老廃物を十分に出し切ることができなくなります。
通常のお風呂で疲れがとれたと感じるのは、おもにリラックスによる心の疲れが取れるためだと考えられます。
熱すぎない程度のお湯でも汗をかいて老廃物をだしていくこともできますが、温度の調節のしやすさや、ガス代、水道代の点からみても全身浸かるだけのお湯を用意するよりも、半身浴のほうが手軽で家計的にもお得です。
半身浴のやり方
事前準備
まず半身浴を始める前の準備です。そんなにたいしたことではないのですが、最大限効果を発揮させるためにしっかりおさえておきましょう。
湯船にお湯を張ろう
湯船にはるお湯の量はへそよりも下で、お湯の温度は浸かっていて汗をかく温度(40~42度)です。
一人暮らしの家庭の湯船は小さい場合が多いので、足を伸ばせないときはへそよりも上にくる量にするなど調整をおこなってください。
お湯を張っている間に軽く頭や身体を洗うと、湯加減も把握しやすく、また浴室全体も温度が上がるので、湯船のお湯の温度が下がりにくく、汗をかきやすい環境を作りやすくなります。
水分をしっかり取ろう
汗をかく、ということは身体の中の水分が減るということなので、長時間入浴する場合は水分を用意してください。おすすめはスポーツドリンクで、水分だけでなく、ミネラルも補給することができるものがよいです。
スポーツドリンクを浴室に持ち込む、または浴室からすぐ手が届く場所に置いておくようにしてください。
半身浴の手順
①身体が半分浸かる程度にお湯をはる。このとき、少し熱めのお湯にするようにしてください。
②少し熱めのお湯をシャワーなどで全身にかけながら浸かります。
③全身から汗がでてきたらお湯をかけるのを止めます。
④身体が十分に温まったら(お湯に浸かって10分ほど)いったん湯船からでて、ぬるいお湯で汗を流す。このときに水分も補給してください。
⑤再び湯船に10分浸かる。お湯の温度が下がっていると感じたら、熱いお湯を足してください。
⑥④~⑤を5回ほど繰り返して、最後にしっかり汗を流してください。
⑦あとは通常のお風呂のときと同様に全身を洗うなどしておしまいです。
個人差があるので自分に合った工夫をしよう
入浴時間を工夫しよう
入浴時間を10分と書きましたが、あくまで目安で、のぼせやすいという人は8分にするなど、各自自分にあった時間に調節してください。
音楽を楽しもう
入浴時によりリラックスするために、音楽を聴くのがおすすめです。普段より長く風呂にいるため若干手持無沙汰にもなるため、音楽は最適です。
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適度に身体を冷まそう
身体の半分でも、熱いお湯につかっているとかなり全身が暑くなり、のぼせてしまう場合があります。
健康のための半身浴で身体を壊しては元も子もないので、適度に体温を下げることが大切です。
一番簡単な方法は水を被ることですが、いきなり冷水を浴びると身体に負担をかけてしまいます。
そこで、効率よく安全に冷やすために、身体には直接かからないように、後頭部からうなじにかけての部分に水をかけてください。
風呂上りにマッサージで効果アップ
風呂で身体が温まっている状態は、普段より血行がよく身体の凝りがほぐしやすくなっています。この状態のときにストレッチやマッサージをすることで普段より効果が期待できます。
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終わった後の仕上げ
半身浴でも普段のお風呂上りでも、入浴後の処置が大切です。お風呂上りは身体がポカポカしていて、クーラーや扇風機の前に身を投げ出したくなりますが、冷たい風に当たり過ぎると風を引いてしまいます。
入浴後すぐは汗が出るので、扇風機などで風に当たり身体を冷やし、汗が引いた段階でタオルでしっかり汗を拭きとり、シャツなどを羽織って身体を冷やしすぎないようにしてください。
また、入浴後には、失われた水分をしっかり補給することも忘れないようにしてください。
浴室から出る前に、浴室の壁と床全体に冷水をかけるとひんやりして汗が引きやすくなります。掃除の観点からみても石鹸などの泡や皮質などを落とすことができるので、浴室から出る前に冷水をかけることをおすすめします。
いつもきれいな浴室を保つための防カビ対策
身体をきれいにする風呂はいつもきれいに保っておきたいですよね。しかし、きちんと掃除をしていても、壁の隅や床にカビが発生してしまうことがあります。表面のカビを除去しても、根本のカビが残っていてすぐにまた生えてきてしまうことがあります。
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まとめ
半身浴で全身から汗をしっかりかき、老廃物を身体からだすことで、疲れをとって健康を保つことができます。その際に汗として出た水分をスポーツドリンクで補給することを忘れないでください。手軽にできるので、正しい手順でぜひ実践してみてください。
外の気温は暑いけど室内はクーラーが効いていて汗を十分に流せない夏場や、外が寒くて汗をかく機会が少ない冬に特に効果が高いのでおすすめです。夏場の汗の不快感も、身体の芯が冷えて調子のでない冬も”半身浴”で健康に乗り切ってください。