いろいろと物騒な話題がつきない世の中ですが、いざというとき、自分の身は自分で守らなければなりません。今回はいざというときに、自分を護るための護身グッズを紹介します。
目次
こういうとき、あなたは狙われる
「誰でもよかった」は弱者を狙う常套句
通り魔や凶悪事件が起こった際によく加害者が口にする「誰でもよかった」。
しかし、この「誰でもよかった」にボディビルダーや格闘家、自衛隊の駐屯所が含まれたためしがありません。
つまり、「(自分が攻撃できるなら)誰でもよかった」なのです。被害に逢わないようにするするためには、まずターゲットにされないようにすることが第一です。
生命を脅かすような危険は新幹線の車内やこどもの通学路など、日常に突如あらわれます。こういったことをしでかす輩には常識が通じません。法律や憲法はもちろんその脅威の前には無力ですし、時間や場所によっては警察も間に合わないこともあるので、自分の身は自分で守るしかありません。
夜道の一人歩きは格好の的
よく言われますが、夜道の一人歩きは危険です。暗く視認できる範囲が狭いだけでなく、人通りも少ないことが原因です。
対策
不用意に夜道を歩かない。どうしても避けられないならば、できるだけ車、人が通る大通り付近を歩く。
歩きスマホ・音楽は隙だらけの状態
歩きスマホ、音楽を聴きながら歩くと、五感を封じながら歩いていることになるので隙が多くなり、付け狙われやすくなります。
対策
歩きスマホ、音楽を聴きながら歩かない。どうしても、という方は自分がいつもと違うことをしている、危ないことをしている、と意識してください。
狙われないための対策
最高の護身方法は意識すること
最高の護身方法は、犯罪や防犯に対する意識を頭の片隅に意識することです。日頃から意識していれば、危険な夜道の一人歩きや人通りの少ない道を避けるようになりますし、もしそういった道を通らなければならないときは、「もしかしたら危ないかも」、と警戒するようになります。
そういった意識が薄いかも、と自覚がある人におすすめなのが、”護身グッズ”を携帯することです。護身グッズを持っていれば、いざというときに役立つだけでなく、目にしたときやカバンにいれるときに防犯を意識できます。
おすすめは、家に帰ったら玄関などに護身グッズを片づけ、出かけるときにカバンに入れる動作を習慣にすることです。そうすることで外出時に毎回防犯を意識でき、自然と頭の片隅に防犯を意識するようになります。
少し面倒かもしれませんが、自分の身を守るためなので、ぜひ実践してください。それに、カバンの奥底に護身グッズをしまっていてもいざというとき取り出せないこともあるので、入れっぱなしはおすすめできません。
家の護りを固める
狙われやすい一人暮らしの家を守るための防犯対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。留守時や睡眠時も安心できるよう、家の守りはしっかり固めてください。
防犯ブザーを携帯する
とある事件を契機に学校に配備され、小学生一人一人が携帯するようになった防犯ブザーですが、大人も、とくに女性の方は携帯するほうがいいアイテムです。
とっさのとき、大声で助けを求めることが推奨されていますが、実際にそういう場面に遭遇してしまった場合は声が出せないことが多いです。そこで防犯ブザーをカバンなどの外側につけておき、とっさの場面で引き抜くだけで警報が出せるようにしておきましょう。
また、携帯するだけでなく、玄関付近に一つ設置することをおすすめします。宅配や近所の住人を装って玄関に近づき、隙をみて侵入しようとしてくる輩がいます。そういった事態のとき、手の届く範囲に防犯ブザーで警報をだすことができれば、被害に遭いにくくなります。
防犯スプレーを携帯する
被害に遭いそうになったとき、逃げるにせよ助けを求めるにも自身の身体の自由の確保が必要です。そこで必要になるのが相手をひるませる防犯スプレーです。
相手の視覚、呼吸器官にダメージを与えるので、逃げるためや助けを求める時間を確保できます。あくまで撃退ではなく、自分の身を護るための行動をとるためのもの、と考えてください。下手な攻撃をともすると相手を激高させる逆効果のときもあるので、使用後は速やかに退避してください。もちろん使わずに済むのが一番ですが。
タクティカルペンを常備しておく
護身、というよりは防災よりなグッズなのですが、懐中電灯、ホイッスル、ガラスブレーカー、ボールペン 普段はペンとして使用できるので、いざという時に役に立ちます。
使い方としては、このペンで暴漢を撃退する、というものではありません。ガラスブレーカー部分は、航空アルミニウム合金でできていて、軽くて剛性も高いので、緊急時に窓を潰して車から脱出する時に使用します。ホイッスルは救援タームに適用していて、野外イベント、地震、津波、警告などに使用します。
登山、夜釣、キャップなど、色々なアウトでも役に立てますので、持っていて損はありません。
盾を装備する
日本では銃火器の所持や取扱いには規制が厳しいので、護りを固めるしかありません。そこで信頼できる頑丈さを備えた盾がおすすめです。
これを装備していれば、通り魔に襲われる心配が減るだけでなく、”暴徒鎮圧用”と名付けられているように、突発的に暴徒と遭遇しても耐えることができます。その前に警察の方に話しかけられる可能性のほうが高いですが笑。あと重いです。盾なのになかなかの諸刃の剣です。
まとめ
いろいろと不安を煽るようなことを言いましたが、常に警戒してびくびく怯えて過ごして欲しいのではなく、身近には危険があり、もしかしたら自分に降りかかるかもしれない、と意識して欲しかったのです。
そういった意識が頭の片隅にでもあれば、万が一のときに極度のパニックに陥って悪い状況に転がらずに、適切に対処できるようになります。防犯、護身の意識を頭の隅に置いておくためにも、家の護りを固めたり、護身グッズを携帯しておくことをおすすめします。
せっかく購入してもカバンに入れっぱなし、ということにならないようにだけは注意してください。