暖かくなってくるとにわかに騒がれる「花粉症」。なった人にしかわからないあの辛さですが、実は誰にでも発症の可能性があります。
今回は花粉症の対策方法を紹介していきます。
目次
そもそも花粉症って?
花粉症はアレルギー反応
一般に”花粉症”と呼ばれているものは、スギやヒノキなどの花粉が原因となって、くしゃみや目のかゆみ、鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。
ひどい鼻水やくしゃみで有名な花粉症ですが、アレルギー反応なので個人によって発症する場所が違い、鼻(鼻水、鼻づまり)、目(かゆみ、充血、目やに)、皮膚(かゆみ、発疹)、熱、下痢など症状は様々です。
花粉症発症のメカニズム
花粉症の発症のメカニズムは以下の通り
①花粉という異物(アレルゲン)が身体に侵入してくる
②異物を排除するための抗体を体が作る
③再び侵入した花粉を撃退するため、抗体が分泌される
④異物を身体の外に出そうと反応する
これがくしゃみや鼻水、涙の原因です。
この一連の反応は、誰にでも起こりうるものなのです。花粉症を発症していない方は、まだ身体が花粉に反応していないだけ、花粉を異物と認識していないだけなんです。
花粉を大量に吸い込んだり、食べ物など別のアレルギーと反応したりと、ふとしたことがきっかけで発症することがあります。
また、さきほど紹介したように花粉症の症状は様々です。耳鼻科や眼科で診察した際に初めて花粉症だとわかる方も少なくありません。
春になると毎年鼻水が出てなんとなく体調が悪くなるなー、という方はもしかしたら花粉症かもしれません。
おすすめの花粉症対策
花粉症というものはアレルギー反応なので、根本的に解決することはできません。症状がひどいときは医療機関で受診し、薬を処方してもらうのが一番です。
しかし、薬の効きがいまいちであったり、薬が切れてしまったときにとても辛い思いをするという方にむけて、今回は薬以外でも花粉症を和らげる方法を紹介します。
空気清浄器・加湿器で部屋をきれいに
PM2.5や大気汚染で一躍有名になった空気清浄器ですが、ハウスダストや花粉にも有効です。
花粉症とはそもそも、”花粉”に身体が反応して引き起こされる症状です。そこで空気清浄器で部屋の花粉を取り除いてしまおう、という方法です。
外での症状を緩和することはできませんが、家で花粉症に悩まされることが少なくなります。花粉症が辛くて寝付けない、など症状がひどい方におすすめです。
空気清浄器以外にも、水蒸気で空気中の花粉をからめとって落とす加湿器でも似たような効果を期待することができます。おすすめの空気清浄器・加湿器の紹介記事はこちら。
マスク
(日本製 PM2.5対応)超立体マスク かぜ・花粉用 ふつうサイズ 50枚入(unicharm)
古典的ですが、花粉の身体への侵入を物理的に防ぐ方法、”マスク”はおすすめです。
花粉が飛び交う季節でも、どうしても外出はしなければなりません。そんなときに少しでも花粉の侵入を防ぐためには、やはり物理的に遮断するのが有効です。
マスク購入の際は、花粉対策、とパッケージに印字されているものがおすすめです。マスクは、できるだけ目の細かいものを、そして一度使ったマスクを使いまわさずすぐ捨てる、を心掛けてください。
除菌・消臭スプレー
花粉症対策に消臭スプレー?、と思う方もいるかとおもいますが、花粉対策においてかなり重要なアイテムになります。
花粉というものは当然室内よりも外のほうが多いです。つまり、外出時に着ていた服には花粉が大量に付着しています。
すぐ洗えるものならあまり問題はないのですが、コートや帽子など気軽に洗濯できないものには花粉が蓄積されていって、家の中に花粉を持ち込んでしまうことになります。
そこで活躍するのが、除菌・消臭スプレーです。ニオイの元となる菌や皮脂と一緒に花粉もからめとってくれるので、衣服についた花粉を手軽に落とすことができます。
玄関にスプレーを置いておいて、部屋に入る前に着ていた服にかけると、部屋に花粉を持ち込まなくなるのでおすすめです。
まとめ
辛い花粉症ですが、なんとか最小限の被害で食い止められるようにしっかり対策しましょう。
1dayの使い捨てタイプ以外のコンタクトレンズを使用している方は、いつもより丁寧に洗浄することをおすすめします。花粉の多い時期は衣類もそうですが、いつもより清潔さを大事に過ごしてください。